一部界隈でカルト的人気を誇るアニメ、「DYNAMIC CHORD」。たまにニコニコ動画で行われる一挙放送も、毎回かなりの盛り上がりをみせます。
さて本日は、そのダイナミックコードのアニメ本編における名言ベスト20を紹介していきたいと思います。ぼくの独断で勝手に選んだやつですが、よろしければ最後までお付き合いください。
ダイナミックコード名言ランキングBEST20
第20位
20位は第1話の、道明寺辰哉(主人公?)のセリフです。
何の変哲もない自己紹介にしか見えないこのひとことですが、実は作中のまともな自己紹介はこれひとつのみ。かなり希少なセリフだったというのが後に判明します。
第19位
19位は第2話、レオンのセリフです。ヨリトさんの代わりとして、練習でKYOHSOのボーカルを務めた後のひとこと。
いつも謎の自信に満ち溢れ、隙あらば遊んでばっかりのレバフェでしたが、KYOHSOとの格の違いだけはアニメを通して常に自覚していたようです。
第18位
18位は第8話、黒沢忍のセリフから。京都の温泉ではしゃぎまくるお子様ズに対し、静かにキレた際の名言です。
このとき怒られた3人が無言で固まっていることから「デカかったんだろうなぁ……」となん民には推測されています。
第17位
17位は最終話、ヨリトさんのセリフから。
禅寺から遅れてやってきたレオンへ、過去の自分を引き合いに出しつつイジるヨリトさん。結局彼は最後まで器の大きさを貫いた、先輩キャラの理想の姿でした。
第16位
(今日はいつもの道でライアーズが撮影やってるからなぁ……)
16位は八雲マネ第10話のセリフから。
まだクリスマスライブの新曲もできていないのに、世界ツアーはいっちょまえにやりたがるレヴァフェ。そのとき彼らは他のバンドらの活躍を見て焦っていました。
なので彼はライアーズの撮影現場でよけいな刺激を与えないように……とわざわざ遠回りをします。あちこちに気を使う八雲ママのひたむきさが泣けるシーンです……
第15位
15位は第1話から、つむぎ(紐)のセリフです。1話の冒頭にもかかわらず、「最後の正論」とまで言われるこの名言。
実際はさすがに最後というわけではありませんが、「作中のツッコミどころに対し、登場人物がまともな反応を示した」最初の貴重なシーンということでランクインです。
第14位
第8話より、香椎亜貴(ルシファー)のセリフがランクイン。
成海(踏切太郎)の交通事故がきっかけで衝突してしまったふたり。この名言は両者の仲直りシーンにあるセリフのひとつです。
「昔の亜貴兄は母親の為にピアノを弾いていたが、今は弟(レオン)の為にドラムを叩いているね」と言われて出た言葉なのですが、アニメだと全体の流れや人間関係が今いち掴めず⋯⋯
よってパッと見かなりの名言っぽいですが、ランキングとしては低めの結果に。
第13位
13位は相模原マネによる、第8話のセリフから。自らが担当するapple-polisherについて、彼が社長から聞かれた際に出ためっちゃ早口で言ってそうな名言です。
八雲マネ・加賀マネに比べると見た目がチャラく、性格もいまいち真面目さに欠ける印象を持つ相模原マネ。
しかしそんな彼も担当バンドに関しては大いに評価しており、かなりアツい思い入れがあるというのがこのセリフで分かります。
第12位
第1話、名言(迷言)率が高いとされる英時明(電報ニキ)のセリフから。失踪したヨリトさんについて推測しています。
これはとにかく言い回しがカッコいいので今回ランクインです。ただ言いたかった事はよく分からずじまいなのが残念。
第11位
「あっという間だよ?クリスマスまで」「ッハッハッハッハwww」
11位は諏宮篠宗(ドヤム)が2話で発したセリフです。
ボーカルのヨリトさんが失踪してしまったため、練習の代役としてレオンが抜擢。レオンがその練習の最中に、クリスマスライブに披露する新曲がまだできていないことを咎められました。
「クリスマスまであっという間」と言うトキ兄ちゃん(電報ニキ)に対し、やや自虐の入った名言でレオンをフォロー。ドヤム兄貴のやさしさが垣間見える良いシーンです。
……なのですが、結局レバフェの面々はクリスマスまで全力で遊びまくり(※練習の描写はちょいちょあるが)、最終的に曲が完成したのはクリスマスライブ前日という有様だったのでした。
第10位
10位は伊澄社長第2話のセリフです。使い勝手の良さからなん民にも人気のフレーズ。
社長はこの次の話で、もう道明寺へ「君の意図と出版社の意図とが一致してない事くらい想像できる」と話しています。なので雑誌を見た瞬間、道明寺が単なるパパラッチとは違うと見抜いていたのかもしれません。
第9位
第5話、八雲マネージャーのセリフです。
レバフェの皆が買ってくる食材で夕食を作ろうと、鍋をたくさん出して待ち構えていた八雲マネ。しかし帰ってきた4人はすでにLiar-Sと素パスタを平らげた後でした……
第8位
「チッ……これじゃあ撮影できねえじゃねえかぁ」
8位はクソデカコンセントニキによる第7話のセリフです。
「成海が交通事故で病院送り」と聞かされた亜貴兄、撮影をほっぽり出し病院へ向かいます。そこに居合わせた撮影スタッフのコンセントニキは当然不満をあらわに。上記の名言を放ちます。
なん民からは「よく言った!」「正論」と称賛されるこのセリフですが、言った本人は直後上司らしき人に「お前が何様のつもりだ!」と叱られてしまいます。
珍しくレバフェに厳しく当たるモブが出たかと思いきや、すぐ修正されてしまう流れがなんともダイナミックコードらしいです。
第7位
加賀マネージャーによる、第6話のセリフがランクインです。
自分たち以外が作る曲を歌わされるのがイヤで失踪したLiar-Sは、成り行きから最後の村祭りライブで演奏を披露することに。そこへ駆けつけた加賀マネが、彼らのパフォーマンスに心を打たれてこぼれた名言です。
第6位
第11話で流れた曲(Christmas Carol)の歌詞がランクイン。全体的にヤンデレ臭が凄まじい、このアニメで最もインパクトの強い曲です。
この曲のボーカルはレオンですが、作詞は画像の亜貴兄が担当しています。その作詞者が画面に大写しで現れた瞬間このフレーズ。なん民の間で「生産者表示」シーンとして語りつがれています。
第5位
第4話、ヨリトさんのセリフです。このあと「それってルークがキングを閉じ込めてるだけじゃん?」と続きます。
キャスリングとはチェス用語で、「1手でキングを盤面の端に、同時にルークを中央に動かす」手のことだそうです。
盤面の端に移動したキングはより安全なポジションに置かれます。元々レバフェの面々はそれぞれチェスのコマを芸名にしてますから、この例えはかなり秀逸ですね。
第4位
第3話なん病幼女のセリフです、一応ヨリトさんが言うパターンも存在します。
失踪し続けていたヨリトさんは廃墟になった遊園地にて、なん病幼女に見立てたウサギのぬいぐるみへ歌を披露。それを聞いた幼女がありがとうと成仏する、的な流れになっていたと思います。(確信は無い)
このアニメを見始めたばかりの頃はストーリーを追っている場合じゃなかったので気づきませんでしたが、実はKYOHSO編のクライマックスはけっこう感動的なエピソードです。
第3位
第3位は10~12話のED曲(アクシデンタルデート)、その最後の歌詞です。アニメは全部で12話ですから、ニコニコ一挙放送の締めはこのフレーズになります。
伝説級のアニメをぶっ続けで12話脳に流し込んだ、その最後の最後にこのひとこと。毎回いい意味でなんとも言えない気持ちがこみ上げてきます。ニコニコ村祭りのしめくくりにふさわしい名言でしょう。
第2位
「消えろよ……」
2位は第9話から、青井有紀(偽偽ドヤム・和田アキ子)のセリフです!
9話でワイナリーの手伝いをさせられるアッポリメンバー。その際に有紀は彼の実家について、急にやってきた道明寺にしつこく掘り返されます。
すぐ道明寺に立ち去るよう忠告しますが、素直に聞き入れそうにありません。しかし直後に有紀はこの名言を放ちつつ、その場をあとにするのでした…
この言葉はあらゆるダイナー名言の中で、最も実生活において役立つかもしれません。「喧嘩を売るために近づいてくる人は構うだけムダ」という事を彼は教えてくれました。9話を見るたびに毎回関心させられますね。
第1位
「生まれた土地、家……」
栄えある第1位は、土壌おじさんが9話で放ったこのひとこと!
彼は「ワインは土壌と環境で全く味が異なる」という事実になぞらえ、アッポリメンバーたちへ「生まれた土地と環境によって生み出される音楽もさまざま」ということをアドバイスします。
この名言がきっかけで何かがふっきれたアッポリは、回想バトルの末にレバフェとの対バンを見事勝利。彼らの成長を大きく後押しした文句なしの名言です!
さいごに
以上、アニメ版ダイナミックコード名言ランキングBEST20でした。こうして並べてみると、一般のアニメや漫画の名言と比べてちょっと雰囲気が違う感じもします。
また実を言うと、当初は「お前が消えないなら 俺が消えてやる」のほうを1位に、有名な土壌おじさんのほうをあえて2位に置く予定でした。
しかしランキング作成のために再び本編を見返したとき「より輝き続けている一握りの名言はやっぱり土壌おじさんのほうだな……」と考えを改めた、という経緯があります。
そしてこれらを見て「あの名言が入ってない!」と思った方、もしかしたらこのあと投稿する迷言ランキングのほうにあるかもしれません。記事を上げた際はそちらもよろしくおねがいします!
※迷言ランキングの記事が完成しました↓
コメント