どうも、丹内です。マイナー寄りアニメの話題が多い当ブログですが、たまにはメガヒットアニメを取り上げるのもいいだろうという事で今回は「鬼滅の刃」から!
鬼滅の刃1期「竈門炭治郎 立志編」の全26話から名セリフを勝手に30個ピックアップ、ランキング形式で紹介していきたいと思います。というわけで早速30位からどうぞ。
鬼滅の刃1期名言ランキングBEST30
第30位
第2話より。禰豆子も鬼になったとは言え狂暴化まではしておらず、冨岡さんにも割と簡単に組み伏せられていました。
なので禰豆子もせいぜい「かなり強い人間」程度に思っていましたが、初めて対峙した鬼の首を蹴りもぐ姿を見てその考えは改める事となったのでした。
第29位
鬼滅のラスボスにあたる無惨と炭治郎が初めて対峙したシーンです。無惨は去り際に道行く罪のない人を鬼にしていったため、目の前でそれを見ていた炭治郎はかつてないほど憤慨していました。
第28位
少し前までは妹を殺さないでと土下座までしていた炭治郎。しかしいざ戦闘が始まると彼は自らの命をあっさりと投げうち、刺し違えを選択します。
またその直前にはオノを投げたと悟られないよう石を使ったフェイントを見せたりなど、炭治郎の覚悟と戦闘センスが並大抵ではない事を第1話から強く見せつけてくれました。
第27位
「こら炭治郎! お前ぇ山に帰るつもりか 危ねぇからヤめろ!」炭「俺は鼻が利くから平気だよ」
鬼の出没情報が出る中で山に帰ろうとした炭治郎。そんな彼を心配に思った名も無きおじさんは、泊まっていくよう強い口調で炭治郎に命じます。
そしてもしこの時炭治郎がそのまま帰っていたとしたら、彼は家族もろとも鬼の餌食になっていたのは明らかでした。
よってこのおじさんは未来の対鬼用最終兵器(+妹)を救ったと言っても過言ではなく、そのため彼は一部で「鬼滅のMVP」とまで賞されています。
第26位
珠世さま以外の扱いがとにかく雑だった兪史郎が、竈門兄妹との別れ際にようやくデレたシーンです。
彼は本当に珠世さま以外の女子は醜女(しこめ)に見えているんじゃないかと少し心配になりましたが、さすがに違っていたようで安心しました。
第25位
炭「伍ノ型」
刀を構えた炭治郎の姿が目の前に迫っていた母蜘蛛でしたが、『死ねば解放される、楽になれる』と咄嗟に判断した彼女は反撃することなくその首を差し出します。
そんな彼女に炭治郎は苦痛を与えないようこの技で仕留めました。「自ら死を選ぶ鬼もいる」という状況が驚きだった場面です。
第24位
無惨「最後に言い残すことは?」魘夢「(中略)そうですねぇ……」
下弦の鬼を処分するためのパワハラ会議にて、無惨は魘夢へ死ぬ前に言い残す言葉を尋ねます。他の鬼は例外なくここで全力の命乞いをしていましたが、この鬼だけは恍惚の表情でこのセリフと「人の不幸や苦しみを見るのが夢に見るほど好き」と伝えました。
そしてそのイカレっぷりは見事に無惨の心を打ったようで、みごと粛清の代わりに血を分け与えてもらえる事となったのでした。
第23位
鬼殺隊柱の胡蝶しのぶさんが本編中に初めて鬼を撃退した場面です。この優しさ溢れる声色と可憐な見た目により初めは聖母キャラのようにも見えました。
ところが鬼の倒し方がむごたらしかったり、さらに「人を殺した分だけ、私がお嬢さんを拷問します」「もう死んでるから聞こえませんね」などの冷酷な発言によって"あ、やっぱり柱ってまともじゃない人しかいないんだな"とまた視聴者に印象づける事となりました。
第22位
禰豆子が箱の中から鬼に蹴りをおみまいした、第6話のシーンです。それまでは成り行きで鬼と戦っていた禰豆子でしたが、この時は鱗滝さんに「人間は家族、鬼は敵だ」という暗示をかけてもらった後でした。
その影響か、もうこの時点で戦意むき出し状態。こうなると次回エピソードの戦闘が大いに楽しみになります。
第21位
兄蜘蛛「なんだぁ…?空気が揺れる…… うぅっ!?」善逸「雷の呼吸 壱ノ型」
善逸が今まで師匠以外の誰からも期待されず先輩からも散々いびられ、また技も一種類しか出せないということを回想シーンで念入りに視聴者へ見せつけた後のこと。善逸が意識不明の状態から霹靂一閃を六連続で叩き出し、一瞬で兄蜘蛛を亡き者にしました。
善逸はこのとき相当毒に身体をむしばまれていたので攻撃を出せるか少し不安でしたが、それすらもまったく関係なかったようです。それに善逸と戦う鬼は例外なく彼のことを雑魚扱いしまくるので、一瞬でやっつけられる姿を見るとスカッとできます。
第20位
炭「気づくと、錆兎(さびと)は消えていて」
2年に及ぶ修行の末に、目標となる岩を真っ二つにできた場面です。同時に助言役と思われていた二人が現世の者ではないという事が判明したシーンでもあります。
第19位
和巳「婚約者を失って…大丈夫だと思うか…?」炭「和巳さん……」
婚約者を失ったばかりの和巳を気づかうも、「お前に何が分かる」とキレられてしまった炭治郎。しかし炭治郎は自分以外の家族全員が鬼の手にかかった事をまったく語ることなく、ひたすらに優しい態度で和巳を諭します。
この態度を見た和巳もさすがに何かを察したのか、最後は去っていく炭治郎にひたすら謝っていたのでした。
第18位
鱗滝さんが弟子の厄よけとして持たせていた狐の面、それが逆にあだ討ちの目印になっていたと発覚するやるせないシーンです……
第17位
炭「刀が重い…! だけど!」
炭治郎が矢印鬼(矢琶羽)を倒した場面です。ここでは沼鬼を倒した陸ノ型で矢印攻撃を巻き取り、参ノ型の脚運びで距離をつめるなど過去技の応用と組み合わせを上手く使っています、炭治郎の成長がよく分かるシーンでした。
第16位
作中で炭治郎は"一応鬼は元々人間だったので最低限の敬意は示すべき"という意志を貫いており、特に消える間際の鬼へは常に慈愛の態度を示していました。そしてその考えは目上の柱に向かって物申すほど根強いものだったみたいです。
第15位
炭「行ってきます!鱗滝さん! 錆兎と真菰によろしく!」鱗「……!?」
てっきり「錆兎と真菰が岩の元へ出ることを鱗滝さんは分かっていて、その上で修行のため炭治郎をそこに向かわせた」と思いきや、錆兎らの存在に関しては鱗滝さんすら想定外だったということが判明したシーンです。
弟子が師の想定を超えてくるような展開はどの作品も浪漫にあふれているように感じます。
第14位
累「僕に勝ったと思ったの?かわいそうに……あわれな妄想して幸せだった?」
絶体絶命の状況から新たなる呼吸法を見つけ出し、おまけにまるで劇場アニメかのような超作画・超エフェクトを満載にしながらド派手に累の首を跳ねあげた直後のシーンです。
それに鬼滅はあまり「倒したと思ったらまだ生きていた」という展開に頼ってこなかったので、この場面はとにかく衝撃的&絶望的でした。
第13位
珠世「このまま、病であなたは命を落とすでしょう」
愈史郎が回想した人間でなくなる少し前の記憶でしょうか、鬼になってからは二人とも辛いことばかりだったと思われます。
ただ救いだったのがこの回想の直前、鱗滝さんの暗示により禰豆子に家族同然に扱われた(=人間と思われた)珠世様が思わず感極まり涙を流していたことです。
第12位
冨岡「全集中、水の呼吸」
累の前で動けなくなってしまった炭治郎の前に現れた冨岡義勇は、炭治郎があれだけ苦戦しまくった鬼をこの独自の技で瞬殺。
冨岡さんの実力を視聴者に強く印象付けた名シーンです。これだけの実力ならばさぞ人に好かれていることでしょう。
第11位
累「馬鹿な…!糸が焼き切れた……!」
累の糸により拘束・気絶していた禰豆子でしたが、「お兄ちゃんを助けるの」と語りかける母の幻覚と共に復活。相打ち覚悟で累に斬りかかっていた兄を血鬼術で援護しました。
結局ここでは累の機転によりとどめをさすことはできませんでしたが、血が繋がった兄妹の本物の絆を家族ごっこしかできない累へ見せつけることは出来たと思います。
第10位
鱗滝「炭治郎……妹が人を喰った時お前はどうする?」炭「えっ……?」
\パァン!/
「妹を殺し自らも直ちに切腹する」とすぐ判断できなかった炭治郎を鱗滝さんがひっぱたくシーンから。実際、炭治郎は朝になるまでお堂の鬼にとどめを刺せなかった事から優柔不断なのは間違いないみたいです。
なおこのセリフは使いどころが分かりやすいせいか、すっかりネットスラングと化してしまいました。
第9位
炭「神様、どうか……」
苦労の末に手鬼を倒した炭治郎。この鬼は鱗滝さんの弟子を何人も殺した宿敵で、おまけにそれを悪びれる様子も無く常に挑発的な態度。はたから見ても同情の余地はまったくありません。
しかしそんな手鬼が消滅する直前も炭治郎は優しい目を向けながら手を握り、このセリフを唱えます。
そしてこの炭治郎の行動が手鬼の「兄に手を握ってもらいたがっていた」という人間の頃の走馬灯と重なった事もあり、手鬼は大粒の涙を流しながら消滅したのでした。
第8位
善逸「雷の呼吸 壱ノ型」
とにかくヘタレで足手まといな部分ばかり見せていた我妻善逸。
- ちょっと優しくしてもらっただけの女子にしつこく求婚する
- 鬼がいる屋敷でどうにかして男の子の後ろに隠れようとする
- 鬼を目前にしても一切戦おうとせずひたすらわめき散らす、最終的に失神
彼がどうやって鬼殺隊に入ったのか不思議でなりませんでしたが、意識を失ったとたん一気に豹変。雷の呼吸で目の前の鬼を瞬殺しました。
こういった「役立たずだと思われていた味方が実は最強格」という展開はいつになってもワクワクさせられます!
第7位
炭「珠世さん お気遣いありがとうございます」
珠世様に「禰豆子を私たちに預けてはどうか」と提案された炭治郎でしたが、"もう別行動はせずにずっと寄り添って旅をしたい"との思いからこれを断りました。
なおこの決断は兄妹で話し合ったりしていません。禰豆子も兄と同じ思いであることが表情からにじみ出ていたからです。
第6位
禰豆子が炭治郎を食べようとしたのを見てあわてて止めに行った冨岡でしたが、直後に禰豆子がとった行動は「両手を広げて兄をかばう」という、飢餓状態の鬼では考えられないとされるものでした。
ここまでずっと妹は殺すしかないと考えていた冨岡もこれには観念したようで、以後彼も兄妹の共存の道へ向け何かと動いてくれるまでになります。
第5位
累「思い出した……はっきりと」
川でおぼれた子供を捨て身で助ける両親の物語に感動した累。しかし自身の親は鬼になってしまった累を殺そうとしたことから、自分は親に愛されていなかったとずっと考えていました。
しかし冨岡さんに倒され消滅する直前に母の「丈夫な身体に産んであげられなくてごめんね」の発言や、息子の累を殺した後に親も後を追って死ぬつもりだったことを思い出します。
何人もの人間を葬ってきたるいですが、消滅する間際に両親の顔を思い出したり、幻覚ではありますが両親に謝罪できたりと鬼の中ではかなり救いのある最後でした。
第4位
妹を殺さないで下さいと土下座で懇願する炭治郎に対し冨岡義勇が激怒しながら口にしたセリフです。
さらにこのあと彼は「弱者には何の権利も選択肢も無い!」「何故俺にオノを振らなかった、何故俺に背中を見せた」「お前ごと妹を串刺しにしてもよかったんだぞ!」と言い放ちます。
彼は"自分の大切な人を守れるのは自分だけ"と言うことを、鬼殺隊らしい思考と言い回しで炭治郎に強く教えてくれたのでした。
第3位
この後「小生の血鬼術も……鼓も……認められた……」と続きます。炭治郎に首をはねられ消滅する間際の響凱は、かつて知人(師匠?)に原稿を踏みつけられながらののしられる場面を回想していました。
生前は誰からも自分の行いを褒められることのなかったであろう響凱でしたが、斬られる直前に炭治郎から「君の血鬼術は凄かった!」と認められます。
しかも炭治郎は命のやりとりをしている間ですら響凱の原稿を一切踏むことなく立ち回っていたほどで、響凱はそのことがたまらなく嬉しかったようです。
第2位
「あなた……馬鹿じゃないでしょ 他の皆と違ってね」
『会ってまだそう長く経ってない姉蜘蛛をこの言葉で信頼させる。でも実はこれ累が忠誠心をはかるための囮の作戦で…』というのがよくある王道の展開ですが、このセリフはしっかり彼女の本心だったようで……
このあと彼女はあっさり寝返られ累へ密告されます。裏切られ、太陽の下にはりつけにされた彼女は日に焼かれる寸前に涙を流していました。
個人的には鬼滅1期26話の中で一番悲しい場面だと思っています。
第1位
19話のVS累戦。炭治郎が繰り出す水の呼吸の技がことごとく無力化され、しまいには相手のとどめの技を喰らいかけた炭治郎はついに走馬灯を見ます。
しかしその走馬灯のビジョンには炭治郎の父による厄除けの舞「ヒノカミ神楽」が。
それによってヒノカミ神楽の型・呼吸法を思い出した炭治郎は新技「ヒノカミ神楽・円舞」を使用、見事に累の攻撃をかいくぐり窮地を脱します。
"この作品の主人公はこれから水の呼吸を極めていくんだな"と当たり前のように考えていた身としては、ここ一番で火属性の技を発動する展開に驚くとともに強い浪漫を感じずにはいられませんでした。
「炭治郎の覚醒」「絶体絶命からの大逆転」「これでもかと言うほどの超作画・超演出」というブチ上げ要素てんこ盛りなこの場面、間違いなく鬼滅を代表するワンシーンと言っても過言ではないでしょう。
さいごに
というわけで栄えある第1位は「ヒノカミ神楽……!炎舞!!!」でした。
当時は知らなかったんですがこの19話「ヒノカミ」は国内海外で凄まじい反響があったみたいですね。鬼滅は話数に関わらずずっと盛り上がりっぱなしだったので気づきませんでした。
それと個人的に響凱がかなりのお気に入りキャラな影響か、彼のセリフは当初の想定よりかなり高い順位に来ております。倒されたので当たり前ですけど再登場が無いのは少し寂しいですね。
今回の記事ではアツい名言のみを選びましたが、ネタ要素強めなセリフは迷言ランキングのほうで紹介する予定です。そちらの記事が投稿された際もよろしくおねがいします!
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