どうも、丹内です。先日「アニメ版DYNAMIC CHORDの名言ランキングBTST20」という記事を投稿しました。
この記事に書いたのはダイナミックコードの名言ですが、今回紹介するのは迷言のほうです。聞いた瞬間思わずツッコみたくなるような迷言が、このアニメには本当に盛だくさんなんですよね。
というわけでさっそく迷言を紹介していきます。ちなみに前回名言を全部並べて数えてみたら二十数個ありましたが、迷言のほうは全部で優に五十を超えてきました。
よって迷言はBEST50まで拡張したランキングを作成。この記事では50位~21位までを紹介していきます。
ダイナミックコード迷言ランキング・50位~21位
第50位
「よくOKしてくれたね、社長」
第4話、月野原久遠(バナナ・ペンギン)のセリフです。確かにこの合宿最大の目的は「様子のおかしいレオン(典型的な夏バテ中)を元気にする」というものでした。
しかし元はと言えばそれもクリスマスライブの新曲のためです。実際、合宿所へ着いた直後に八雲マネが「いい曲できそう?」と皆に尋ねていました(スルーされましたが)。
八雲マネは新曲の完成を期待して合宿へ連れていきましたが、久遠は最初から遊ぶ気満々だったというのが見て取れる迷言です。
第49位
「とにかく うちのマネージャーに聞かせたら連れ戻されるだけだよ」
第5話、珠洲乃千哉(ウクレレあやし)のセリフです。
自分たち以外が作る曲を歌わされるのがイヤで失踪したLiar-S、まじめすぎるという理由で加賀マネージャーにはそのことを黙っていました。
しかし始めから一切のコミュニケーションを拒否して失踪されては融通も何もありません……
第48位
正しくはおそらく「ちょっと静かにしてくれよ~」なのですが、本編で何度もレオンという単語を耳にするせいか「してくレオ~ン」に聞こえてしまう、という空耳系の迷言です。
この言葉は何より喋っているのがレオン本人というのがキモですね。「この迷言のおかげで名前を覚えられた」という人もいるかもしれません。
第47位
第6話より、レバフェメンバーの謝罪がランクイン。このあとに「トホホ~もう合宿はこりごりだよ~」と続きそうな迷言です。
こんな感じで、ダイナミックコードはたまに昭和のノリが見え隠れするんですよね。展開がまったく読めず演出も特異すぎる作品の中で、ちょっとした清涼剤の役割を果たしています。
第46位
第46位は5話から。レオン(主人公?)と久遠(バナナ・ペンギン)がきれいな後ろ姿の女性を発見、興奮した際に発せられたセリフです。
しかしその女性と言うのは実は男、Liar-Sのハルちゃん(ネキニキ)でした。はたから見るとかなりアホっぽいシーンです。
また、セリフがいかにも「おっほ^~」感あふれているのが面白いです。ダイナミックコードは全編通して中の人の怪演が光りますね。
第45位
「やっと分かった レヴァフェの原点」「俺たちにしかできないこと」
第45位は最終話の、レバフェメンバーがクリスマス合同ライブの会場にたどり着く直前のシーンです。
原点がはっきりしているアッポリに対し、「自分たちの原点はなんだろう?」と頭を悩ませるレバフェメンバー。
しかしその正解に気づいたのは禅寺からの車中にてライブ会場が見えた瞬間でした。はたから見るとかなり唐突に感じます。
第44位
第2話より、ゲスおじのセリフがランクインです。芸術ぶっている道明寺(主人公)の写真が気に食わないゲスおじが、もっとゲスい写真を撮ってくるように要求するシーン。
この迷言がかなり気合の入った演技でやたらと鼻につくためか、この後道明寺に殴られてしまうという可哀想なモブです。
また、ゲスおじの登場はセリフが極端に少ない第1話のあとなので、初見の際はそのやたら生き生きした動きと豊富なセリフ量に圧倒されます。
第43位
第3話より、レオンが(借りパクした)自転車で土手の階段を駆け上ったのを見たモブ少年のセリフです。
ダイナミック世界でもニチアサ番組らしきものが存在すると分かる、かなり貴重なセリフになります。
第42位
第42位は11話より、香椎亜貴(ルシファー)のセリフがランクイン。普段のふるまいから物腰柔らかで優しい印象を受ける彼ですが、実はとんでもない歌詞を作ることで有名です。
そんな彼がちょっぴり微笑みながら「早くしてくれるかな」なんて言うもんですから、視聴者が恐れおののくのも当然ですね。彼の中のルシファーが顔をのぞかせた印象深い迷シーン。
第41位
41位に第7話の予告がランクイン。たいていロクなことにならないこのアニメの予告ですが、7話予告の冒頭ではいきなり成海(踏切太郎)の事故が伝えられます。
初見の人ならば「失踪の次は交通事故かよ……」となること間違いなしです。
第40位
40位は第6話より、やたら作画の良いハルちゃん(ネキニキ)のセリフです。
この言葉を聞いた他のLiar-Sは朔良(ドヤ飯)を中心にショックを受けるのですが、コメントでは「お前ら村に対してそんなに思い入れないだろ」とツッコまれてしまいます。
実際最後の村祭りに立ち会うとなれば多少は思うところがあるかもしれませんが、かといって大事なレコーディングをすっぽかしてまでライブするかと言ったら微妙なところです……
第39位
第7話、八雲マネの明らかに大丈夫じゃないセリフです。このあと相模原マネの「表向きは鳴海のケガを理由にしてますんで」に続きます。
これはレバフェとアッポリのツーマンライブが中止になった際のひとことです。表向きの理由はケガですが、本当のきっかけは踏切太郎とルシファーのケンカというしょーもない理由でした。
第38位
ダイナミック最終話より、ガヤネキのセリフです。
この迷言だけ見ると普通のガヤなんですが、総勢2名の声しか入っていません。かなり盛り上がっている会場とは裏腹な「ガヤ2人」シーン、最終話のラストまでネタ満載ですね。
第37位
第7話より、ルシファーこと亜貴兄の迷言がランクイン。ロードバイクに乗らないよう成海へ説得する場面のセリフです。
このシーンでは迷言のあと画像のような、シルエットの人物を使った意味深な描写が挟まれました。
しかし結局ここの伏線はアニメ内で回収されず……知るためには原作ゲームをプレイするか、原作ネキが付けてくれる補足コメントを読む必要があります。
第36位
「猫の駅長がいる時代だぞぉ」?
第11話より、つむぎ(紐)のセリフがランクイン。
他のバンドメンバーに「禅寺に猫連れて行って大丈夫なの?」と聞かれてこう答えたわけですが、よく考えると会話が噛み合ってません。別にニャン吉を寺の一員にするつもりは無いですしね。
彼の思考を汲みとるとしたら「猫の駅長がいる」→「猫は駅のどこにも入れる」→「じゃあ寺も平気」という考えでしょうか。いずれにせよ苦しい……
第35位
第6話より、モブOLのセリフがランクイン。Liar-S村祭りライブ直前のシーンです。
あえて「早退(そうたい)」や「早びき」を使わないこのセンス。可愛らしい声とのギャップが凄まじいです。
第34位
34位は久遠(バナナ)による第9話予告、その冒頭のセリフがランクイン。
この迷言が発せられた瞬間、コメントで皆に「お前らのせいだぞ」「自業自得」「遊んでばっかりだったじゃねえか」「ざまぁないね」と総ツッコミを受けるのが定番の流れです。
第33位
第3話、なん病幼女のセリフがランクインです。この「楽しい思い出」とは廃墟になる前の遊園地で、おそらく家族と目いっぱい遊んだ出来事でしょうか。
このひとことはKYOHSO編のカギとなる大事なセリフです。しかし同じ第3話の中で3回も繰り返されるせいか、すっかりネタ台詞あつかいされています。
PVシーンや回想で同じ映像を何度も使いまわすのはよくある事(普通はこの時点でおかしいが)ですけど、同じフレーズを3回同じ話で使いまわすとなると流石のダイナミックコードでも違和感バリバリです。
第32位
第10話より、久遠(バナナ)の迷言です。
このとき彼はアッポリのアジアツアー決定に焦っている状況でした。一応レバフェにはファンが大勢ついていることから、実力は確かなようです。
しかし視聴者からすると遊びほうけているシーンばかり描写されるために、ろくに練習していない印象を受けてしまいます。
おまけにこの時点では当然クリスマスライブの新曲もできていませんから、コメントで「は?」「身の程をわきまえろ」「まず新曲作れよ」などとツッコまれるのも当然と言えます。
第31位
第5話、ルシファー(香椎亜貴)のセリフです。
八雲マネに黙ってLiar-Sと素パスタを食べてきたレバフェ一行、八雲の「みんなだけでごちそうを食べてきたんだね……」のあとに上記の迷言で答えました。
八雲をすっぽかしたのは完全に自分たちのせいなのに、なぜか上から目線の発言なルシファー。失踪した八雲を雪山へ探しに行くほどの絆はありますが、基本的に「マネージャーは担当アーティストに尽くして当然」という考えがあるようです。
第30位
第9話より、道明寺辰哉(主人公)のセリフがランクイン。「あいつら」とはアッポリ(もしくは所属バンド全体?)の事で、伊澄社長へ向けられた迷言です。
道明寺がなにやら怪しげな表情♂でこのセリフをつぶやきますが、アッポリ編で彼がした事と言えば青井有紀(偽偽ドヤム・和田アキ子)に喧嘩を売ったことくらい。
これは主人公の名にふさわしい活躍を見せていたKYOHSO編・村祭り編に比べると何もしてないに等しいです。なのでよくこの迷言の直後、「お前はアッポリのなんなんだよ」とコメントでツッコまれています。
第29位
最終話より、レオンのセリフがランクイン。クリスマスライブ前日の禅寺にて、朝食前の雪かきに誘われた際の迷言です。
本番前日になるまで全く危機感のなかったレオンですが、この時だけはさすがに焦りが見えます。だったらそもそも八雲を探してないで、練習や曲作りに専念するべきでしたが……
第28位
第11話より、つむぎ(紐)のセリフがランクインです。ムダに長ったらしい雪山の発進シーンから。
ここで「免許取りたて」といった言葉を使わないのがつむぎらしいです。彼は思いつきで単語を口にすることがかなり多いので、そのぶん迷言も増えますね。
第27位
11話より、レオンのセリフがランクイン。必死の探索の末、禅寺で八雲マネと再会を果たしたレバフェ一行のシーンです。
レバフェの失踪ノルマは京都旅行で達成済みなので、やはりこれも「お前が言うな」系迷言のひとつになります。
第26位
「お疲れ様です 盛り上がりましたね!」
第5話にて、Liar-Sメンバーが楽屋で発した名言です。
ドラマのタイアップ曲をライブで披露した直後のシーンでしょうか。ウッキウキな加賀マネとは対称的に、かなり浮かない様子のLiar-Sたち。いくらなんでもテンションが低すぎて笑えてしまいます。
そしてこの迷言の深いところは加賀マネをアニメ関係者(またはなん民)に、Liar-Sを原作ネキに見立てる人が出てきたことです。皮肉なことですが、両者の関係性がよく表されていると思います。
アニメ関係者「お疲れ様です (ダイナーアニメ)盛り上がりましたね!」
原作ネキ「そう…… だったら……よかった……」
第25位
第4話より、ダイナミックドクターのセリフです。「いわゆる典型的な」の部分がいい味出しています。
4話でレオンのスランプ解消のためにわざわざ合宿を開いたりと尽力するも、実際はスランプでなくただの夏バテだったという衝撃的なシーンです。
しかしそれ以上に衝撃なのがダイナミックドクターの見た目でした。このスタイリッシュなアニメに似つかわしくない、時代錯誤な服装がかなり印象的です。
第24位
第10話より、久遠(バナナ)が八雲マネージャーに言い放ったひとこと。
他の誰よりもレバフェの事を第一に考えているであろう八雲マネですが、そのことは肝心の本人たちに伝わっていなかったようで……
そしてこのあともレバフェの鍋パーティー招待に失敗したりと散々な八雲でしたが、はたから見るとみじんも間違ったことはしていませんでした。
第23位
ダイナミックコードのOP楽曲である「p.s. i hate you♡xxx」、その最後のフレーズがランクインです。
このOP、自分をフッて幸せに暮らしている元カノを物理的に傷つけ、その許しを乞う彼女に「ざまあないね」と一笑する内容の歌詞になっています。
勝手にフラれて勝手に逆恨みし、意味の分からない報復をするその姿に視聴者から「そういうとこだぞ」「そんなんだからフラれるんだよ」と毎度にわたってツッコまれています。
第22位
1話より、英時明(電報ニキ)のセリフがランクイン。これは前回の名言ランキングにも登場しましたが、よく見ると意味が分からないのでみごとに再登場です。
第1話はセリフの総量がとてつもなく少ないんですが、その中へも確実に迷言を仕込む彼の技量がここで発揮されています。
第21位
前編のラストはすっかり常連の久遠です、第10話のセリフ。思い詰めた八雲マネが禅寺へ旅立ち、そのことを社長から聞いた直後のひとこと。
もちろんレバフェらも京都旅行へ行った際は行き先を八雲にまったく知らせていませんでした。なのでこの迷言、ダイナミックコードの中でも最強のブーメラン発言かもしれません。
さいごに
以上、ダイナミックコード名言ランキングの50位から21位までをお送りしました。
こうしてまとめてみると、中位~下位の迷言はレバフェ関連のものが多いですね。やはり主役バンドはセリフ量も多いぶん、迷言バトルも有利なようです。
そして次回はいよいよ迷言ランキングの20位~1位までを発表していきます。もはや言うまでもない事ですが、上位陣はどれも怪物ぞろいなのでお楽しみに!
※名言ランキング後編が完成しました↓
コメント
久遠が最初はバナナ.ペンギンなのに、途中からもうバナナになってるのわさげ