YouTubeでゲーム実況を投稿し始めてから少々心配だったのが、「荒らしコメント・アンチコメント」のたぐいについてです。
「動画の内容がつまらない」「ゲームのプレイが下手くそ」「編集が気に入らない」などの悪意あふれたコメントが付きまくるようになったら、ぼくの精神がもつかどうか不安だったんですね。
そして時は流れ、それらの影におびえながら実際に動画投稿を継続して2年。ひとつ気づいたことがありました。
それが何かと言うと「荒らしコメントは意外とつかない」ということです。
なぜ荒らしコメントがつかなかったのか?
ぼくのチャンネルが荒らされなかったひとつ目の理由、それはズバリ荒らされるほど人気がなかったからです。
ぼくの動画は全盛期で初動3000再生程度、当然コメントもそんなに多くないです。わざわざ悪意ある人間がたどりつくような場所でもなかったということですね。
それと荒らしコメが少ない理由はもうひとつありまして、それが「同じゲームの続きもの動画しか上げてなかったから」です。
これでぼくのチャンネルにコメントする人がほとんど固定されていたため、荒れにくかったんです。
それに似たような動画ばかり上げていると関連動画に乗りづらいのか、一見さんが極端に少なかったです。なのでよけいに悪意ある人が来なくなるという好?循環が完成します。
荒らしコメント・アンチコメントよりやっかいなもの
「荒らしコメントが付かなければ投稿者の精神は安泰か?」というと、そうでも無いです。ぼくが動画をあげ続けていたとき、荒らしコメント以上に心を乱されるものが存在しました。
いったいそれが何かというと……見当違いのアドバイスコメントです。
具体的にどういうコメントか、ポーカーに例えて解説
プレイの選択肢が豊富で、かつルールがよく知られているゲームといったらやはりポーカーでしょうか。
ということでやっかいなコメントの例を、ポーカーのプレイ動画につくコメントに例えて解説していきたいと思います。
パターン1.状況をかえりみないアドバイス
まず交換前の手札が以下のようなものとします。
このような手札で、「ツーペア以上ならゲームクリア、役無しでペナルティ」という状況です。
何てことない本来のポーカーならハートの7を捨て、スペードのフラッシュ(図柄5つ揃い)を目指す事が多いでしょうか。
しかしこの場合は最低ツーペアを作っとけばゲームクリアですから、「7のカードを2枚残してツーペア以上を狙いつつ、役無しペナルティを回避する」というのが正解ですよね。なので動画では普通にスペードの6・3・10を捨てました。
しかし動画投稿直後、こんなコメントが寄せられます。
「〇分〇秒の場面、ハートの7を捨てていればフラッシュの可能性もありましたよ?」
……とまぁこんな感じで、状況をいまいち掴んでいない方々のアドバイスコメントは数多くありました。直球の悪口コメントなんかだとさっさとコメント削除&ブロックで解決ですが、こういうたぐいのコメントの場合はそうもいかないんですよね……
パターン2.結果論にもほどがあるアドバイス
例えばこのような手札のとき。
今回は先ほどとは違い、特に条件はありません。好きに役を狙っていい状況です。
なので当然ここからハートの7を捨て、6~10のストレートフラッシュ狙いでカードを引き直します。そしてその結果……
残念ながらストレートもフラッシュも完成しません、役無しという結果に終わってしまいました。まぁ高い役を狙う上ではよくあることですね。
以上、このような場面が入った動画を投稿。するとしばらくしてこんなコメントが。
「〇分〇秒の場面、7を2枚残してたら最低でもワンペアだったのに……」
……これは結果論のアドバイスを残してくださる方の例ですね。しかし残念ながら言っていることそのものは事実なので、こちらの意図を説明したとして分かってもらえるかは不明です……
ちなみにこの結果論アドバイス、麻雀の動画なんかで山ほど見かけることができます。なので麻雀のような、プレイする人の特色が出るようなゲームの動画をあげようとしている人は特に注意しましょう。
そういうゲームは人それぞれなプレイとただの結果論なプレイをごっちゃにする方が出てきちゃうので……
パターン3.そもそもルールをよく分かってない人のアドバイス
例えば以下の手札で。
この場合は状況が何であろうと、6の2枚残しがベストな感じですね。ということでクラブの2と、スペードの7・Kを捨てました。
そして動画を投稿、完璧なプレイングだと思った矢先にこのようなコメントが。
「〇分〇秒の場面はどう見てもハートの6捨てからのオールブラック狙いだろ。よくこんなんで動画上げられたな。」
……もちろんポーカーにオールブラックという役はありません。ルールをよく分かっていない、もしくは別のゲームか何かと勘違いしてアドバイスコメントを残す方の例でした。
以上、ポーカー動画を上げた時につきそうなコメントの例を3つ紹介しました。
そしてこれらのコメントの例、よく見ると見当違いなコメントほど態度がより高圧的になっているのが分かると思います。
「強い口調のコメントほど、中身が的外れ」ってのは同じ投稿者の方なら分かってもらえるんじゃないでしょうか……
見当違いのコメントに必要な対応とは?
たまに出てきては心を乱してくるこれらのコメントですが、かといってそれらへ普通に反論はしませんでした。ぼくとの言い合いがきっかけで、チャンネルのアンチ様と化すのが恐かったためです。
なのでぼくがよく返していたコメントのパターンがこれです。
「なるほど、たしかにそうかもしれません。でもこの場面は
〇〇な状況だったので、〇〇してみました。」
まず最初に相手の言うことに少し同調する、これにより一気に角が立たなくなります。とにかく事を穏便に済ませたい方は参考にしてみてください。
まとめ
- アンチコメントよりもやっかいなもの、それは「見当違いのアドバイスコメント」
- 的外れなコメントをする人ほど態度も高圧的
- それでもめげずにやわらかな対応を続けることで、チャンネルの平和は保たれる
YouTubeやニコニコで投稿していると避けられないこれらのコメントですが、常に冷静な対応を心がけてください。
そもそも普通にやってるチャンネルはまともなコメントが大多数です。どうしても後ろ向きなコメントばかりに気をとられがちですが、普通なコメントのありがたみも常日頃から忘れないようにしたいですね。
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